アロマテラピーに少し興味を持ち始めた方へ。
香りでリラックスするだけでなく、その背景にある植物の力やメカニズムを知ると
アロマの世界はさらに魅力的なものになります。
私たちがアロマテラピーで使用する
「精油(エッセンシャルオイル)」には「油」という漢字が使われていますが
実はオリーブオイルのような脂肪酸とグリセリンから成る油脂とは全くの別物です。
精油は、植物が光合成による一次代謝のあとに作り出した「二次代謝産物」であり
有効成分を高濃度に含有した揮発性有機化合物の集合体なのです。
植物が害虫や病気から身を守り
受粉を促すために作り出した香りの成分が
私たちの心身の疲れを癒やすことにも役立ってくれます。
精油を安全に、そして効果的に使いこなすためには
「芳香性」「揮発性」「親油性」「引火性」という4つの性質を知ることが大切です。
たとえば、精油は水に溶けにくく油に溶けやすい「親油性」を持つため
アロマスプレーを作る際には、水に直接入れるのではなく
まず精油を無水エタノールに混ぜてから水となじませるという工夫が必要になります。
こうした理論を知ることで、実生活での活用法がぐっと広がります。
また、精油は植物からのごくわずかなエッセンスです。
精油1kgを得るために、ラベンダーなら100〜200kgの花穂
ローズなら3〜5tもの花が必要とされます。
しかし、私たちが豊かな香りを楽しむ一方で
ローズウッドやサンダルウッドのように
大量伐採により絶滅の危機にひんしている植物があることも忘れてはなりません。
こうした背景を知り、希少な精油に似た香りのものを選んだり
計画的に管理された製品を選ぶなど
植物を守りながら利用していく視点を持つことも
アロマテラピーを学ぶ大切な意義です。
単なる癒やしを超えた、植物と環境、そして私たち自身の心身を整えるための学び。
ぜひ当スクールで、本格的なアロマテラピーの世界への扉を開いてみませんか?

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