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「香りは脳で感じる」ってどういうこと?
アロマの香りを嗅いで、ふと懐かしい記憶が蘇ったり、気分がすっと楽になったりした経験はありませんか?あれは偶然でも気のせいでもなく、嗅覚と脳のつながりに科学的な根拠があります。
においの分子は鼻腔の奥にある嗅上皮に届き、約400種類の嗅覚受容体のどれかに結合。そこで電気信号に変換されて脳の嗅球に伝わり、さらに複数のルートで脳の各部位へ届きます。
嗅覚が特別な理由――感情・記憶・ホルモンに直結
嗅覚からの信号が最初に到達するのは、感情を司る「扁桃体」と記憶を司る「海馬」が位置する大脳辺縁系。視覚や聴覚よりも神経の経由が少ないため、香りの情報は他の感覚よりも速く感情・記憶に作用します。
さらにその情報は「視床下部」にも届きます。視床下部は自律神経系・内分泌系(ホルモン)・免疫系のバランスを調整するコントロールセンター。つまり精油の香りは、気分だけでなく体の恒常性(ホメオスタシス)にまで影響を及ぼす可能性があるのです。
嗅皮質から脳へ伝わる3つのルート:①扁桃体・視床下部(感情・自律神経)、②前頭葉(香りのイメージ・認識)、③海馬(記憶の喚起)
精油は肌にも浸透する――もうひとつの経路
精油の成分は分子が小さく親油性(油になじみやすい性質)があるため、植物油で希釈して塗布すると皮膚に浸透します。研究によっては、肌表面の制菌・抗炎症作用、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生促進、ニキビの炎症抑制などの作用が報告されています。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層構造。真皮にある線維芽細胞がコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り出し、肌のハリや弾力を維持しています。精油が肌の深層に届くことで、美肌サポートへの応用も期待されているのです。
アロマテラピー検定で「しくみ」から学ぶ
「なんとなく気持ちいい」で終わらず、作用のメカニズムを理解することで、自分や大切な人に適した精油を選び、より安全・効果的に使いこなせるようになります。これがアロマテラピー検定の学びの醍醐味です。
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