最近、特に空が不思議な状態なので、以前投稿した【センスオブワンダー】という言葉がふと頭を過りました。
センスオブワンダーとは…
レイチェルカーソンが提唱した言葉で、『自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性』のことを言います。
以前にも投稿しておりますが、私が植物やアロマテラピーに関わっている使命そのものだと感じております。
レイチェルカーソンは、子どもたちと自然の中に出かけ、神秘さや不思議さに目をみはる感性を育み、分かち合うことの大切さを伝えています。
本の中でレイチェルは、こう問いかけています…
子どもの頃は誰もが豊かに持っている「感じるこころ」。
おとな達は誰もが「子どもたちに豊かに育ってほしい」と言います。でも、大人たちは、子どもたちと感動を分かち合うようにしているでしょうか。
人工物に夢中になって自然から遠ざかったり、自然に触れても知識を身につけることに気をとられ「感じる」ことをしなくなっているのではないでしょうか。
………大切なのは、まず「感じるこころ」を育み、輝かせること。
そのために、美しさ、神秘さにあふれる自然に入ってみよう………と。
子供だけではなく大人にとっても“知る”ことよりも“感じる”ことの方がずっと大切なのだと思います。
第六感というものもこういうことに目を向け、磨かれると発現してくるのかもしれません。
そして『感じる』ためには…
まずは体験ですよね。
私が考える親の役割は、自然を通じていろいろな体験をさせるということに尽きるのかな〜と思います。
例えば、川や海に遊びに行って、その水の冷たさや空気の澄んでいる感じ、せせらぎの音や植物の匂い、動物や昆虫に触れた時の感覚…
インターネットが普及したので、視覚、聴覚はある程度ネットの情報から得られることができますが、触覚、嗅覚、味覚は得られることができません。
※以前何かの記事で読みましたが、嗅覚は可能ということも聞いてはいますが…
だからこそ、この3つの感覚は人間の根っこの部分に関係するような気がしています。
やはり体験に勝るものは無いと。
そして自分の五感で得た情報が統合して、その人の感情や記憶に影響を与え、結果その人の思考というものを形作っていると思っています。
そしてその経験により感覚が刺激され、心が動かされるのでしたら、なかなか感動できないという人生は、つまらないものになると思います。
身の回りにたくさんのいいこと、感動することが起きているのに気づかない。気づけない。
とても損しているな~と思います。
ですから私はもちろん、受講生も子供たちにも些細なことでもすごいな~っと感動できる感性を磨いて身につけられればと思います。
感動閾値が低い方が良いですね。
当たり前の反対は有り難い。
当たり前のことのような些細なことでも感動できたら気持ちも豊かになり、人生も何百倍も楽しくなるのでは?と思います。
学校生活も、習い事も、趣味も私はその感性を磨くためのものなのでは?と思うのです。
ですから、他者の評価などに囚われる方が間違い。
いろいろなことを一緒に共有していく時間の中で、本人たちがいかに気づき、
見つけるということに委ねるしか無いのだと思います。
もっとも私とうちの三兄弟は通常の視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚という五感とは違った感じ方をするので、会話が面白くて不思議です。
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