Contents
【赤ちゃんアロマは何の香り?】※2015年のアメブロの投稿のリライトです
2014年11月27日に孫が生まれました。
※左はわずか小学5年生にして叔父さんとなった三男。
以前からSNSで赤ちゃんアロマが大好き!公言しておりましたが、
11月27日以来、毎日赤ちゃんアロマに囲まれて幸せです♫
今日はちょっとその赤ちゃんアロマについて書いてみたいと思います。
赤ちゃんを抱っこしていて赤ちゃんの頭や首筋に顔を埋めると、
とても甘くて優しい香りがします
私はこの香りがものすごく好きなので、
孫を抱っこすると抱っこというよりも
香りを嗅いでいるとても危ないババ
ちなみに息子夫婦は私のことを「あ~ちゃん」と呼んでいます
赤ちゃんの香りは人によってはミルクの香りとも、バニラの香りとも言いますね。
実はこれは母乳やミルクを飲んでいるからこの香りを発すのではなく、
赤ちゃんの庇護を求める感情が
フェロモンとなって発せられるから
ということがわかってきました。
ちなみにフェロモンについては諸説ありますが、
ここでは柏柳誠先生のフェロモンの定義を取り入れたいと思います。
フェロモンとは、刺激を受け取った動物の生理機能に影響を与える匂い物質のこと
赤ちゃんアロマの正体は…
実はこのフェロモンの成分の中にバニリンが含まれています。
このバニリンという成分は、動物が発するフェロモンの中にも含まれていると言われており、
赤ちゃんを抱くと、このフェロモンが鼻から入り、脳に伝達されて
「抱いてあげたい」
「守ってあげたい」
という感情が湧いてきます。
お互いが安心感という感情を共有して一体となるといった感じでしょうか。
お子さんをお持ちのお母さんなら、共感できるのでは…
赤ちゃんは他にもいろいろな戦略を持って生まれて来ているんですが、
そのことはいつか投稿します。
さらっとお伝えしていますが、
香りによって無意識に行動を起こさせるってスゴいことをしているんですよね。
バニリンはダイエットにも効果的!!
バニリンは植物ではバニラビーンズや安息香、クローブ(丁字)それに畳の原料でもあるい草、醤油にも含まれています。
それに加えてバニラの香りを嗅ぐとダイエットに効果的とのデータがあります。
バニラの香りを嗅ぐと…
脳の満腹中枢が「お腹がいっぱい」と認識します。
そして食欲をコントロールする脳内ホルモンであるセロトニンが分泌されるそうです。
ほかにも副交感神経を刺激し、不眠や生理不順にも効果があると言われています。
まあ、こういった働きをする精油は他にもありますが…
また最近ではアルツハイマー病に効果のあるクルクミンと分子構造が似ていることから、バニリンにも同様の効果があると推測されています。
そのことについてはまた改めてお伝えしていきたいと思います。
ちなみに芳香成分は
バニリン、グアイアコール、クレオゾール、バニリルアルコール、アセトバニリノン、メチルサリシレート、ビチスピラン等々…
Facebookでも以前お伝えしているんですが…
歯痛などにも有効ですね。
このことについてもまた改めて投稿しますね。
実はバニラには食欲増進作用と消化作用があり、強壮作用として知られていますが、実はその成分には催淫作用があると言われています。
パリのメトロでラッシュ時にこのバニラの香りを流すそうですよ~。
フランスの少子化が解消されたのもこのおかげだったりして(笑)
小田急線も最近バニラではないですが、香りを流してますね。
バニリンが含まれている植物バニラとは?
バニラは、バニラの鞘(バニラビーンズ)から有機溶剤を使って抽出されます。
会社にも実はバニラを超臨界流体抽出法で採取した精油があります。
バニラは芳香成分の薬理作用もありますが、それよりもその香りによって嗅覚に働きかける使い方の方が向いているかもしれませんね。
バニラの生産地はマダカスカル、レユニオン島(ゼラニウム等でもおなじみですね)、コモロ諸島、タヒチ島等々…
バニラはメキシコ原産の蘭(らん)の仲間で、バニラビーンズはその実です。
インゲン豆のように蘭の木に実をつけるバニラビーンズは、
最初は本当にインゲン豆のような緑色です。
なるほど。
鞘をつけるからバニラの語源はスペイン語のVainilla(小さな鞘〈さや〉)です。
プレコロンビア時代ではアステカ人はココアの香り付けにバニラを用いていたそうです。
花の受粉は19世紀にレユニオン島で開発された技術によって手作業で行われているそうです。
バニラの寿命は約10年程。
3~7年目に香りの無い緑色のバニラの莢を伝統的手法によって加工すると、
成分のグルコバニリンがバニリンに変化します。
第一段階として莢の熟成を止めるため、その組織を熱加工するか、60~65℃の熱湯に20秒間程浸します。
第二段階として温熱に湿度を約25~36%に保ちながら莢を部分乾燥させます。
ここの辺りはローフードを作る過程によく似ていますね。
スクールで使用しているドライフードエアーのクイック機能そのままで驚きです!
この方法によりバニラ特有の芳香が生じ、莢の色が黒く、柔らかくなり、莢の皮にシワもより、
バニリンが表面で結晶化することもあります。
規格外のものは予め取り除かれますが、
外観、質、サイズ、芳香に応じて仕分けされ、
粉砕加工して有機溶剤で抽出します。
エタノールと水を混合した希釈アルコールを用いて
アルコールエキスやチンキ剤、浸剤が製造されます。
こうして製造されるバニラ製品ですが…
かつては100トンも生産されていたバニラは、やがて2006年になると、
たったの10トンほどしか生産されなくなり、
およそ95%の『バニラ製品』は
リグニンという化学物質から人工的に作られる
人工バニリンとなってしまいました。
現在スーパーなどで見かけるバニラエッセンスは…
バニラ自体が大変貴重なため、
人工的に合成された成分を大なり小なり溶かしたものが多いです。
人工バニリン
また、詳細は改めて投稿したいと思いますが、
グローブの蕾を齧った際に感じるバニラ臭。もといバニラの香り。
歯痛の時に鎮痛剤が効きにくい特殊な体質ゆえに齧りました(笑)
歯医者から出されたわりかし強めのボルタレンが全く効かず、薬局で手に入る鎮痛剤を手当たり次第試しましたがこれらも全く効かず、一度に試しすぎて最後に吐き、具合が悪くなりました
故に長男の出産は大して珍しくもない帝王切開なのに5人の医師が入り、大量出血で輸血を受け、ハイブリッド種に変異してしまったため、献血もできなくなってしまいました(T . T)
この体験から精油の危険性を強く感じたきっかけとなりました。
ちなみにフェノール類は神経毒性があります。
痛みを感じる神経を麻痺させるから鎮痛剤なわけです。
神経は痛みを伝える役目だけではありません。
心臓や呼吸などの働きも司っています。
ということはもしも、量が多ければ…
ですから、医療現場での麻酔科医の役目はとても大切なのです。
※ドクターXの城之内先生
https://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/cast/
どこまでも脱線するので、話を戻します(笑)
このクローブ精油に含まれているフェノール類に分類されるオイゲノールをアルカリで二重結合を移動させて、イソオイゲノールにし、さらにオゾンなどで二重結合を酸化開裂させるとバニリンに。
なるほどね
詳細は説明がめんどくさいので省きますが…(笑)
クローブを齧ったり、クローブ精油の香りを嗅いだときに感じるバニラ臭には意味があったということですね。
バニラエッセンスとバニラエキストラクトの違い
ちなみにホットケーキ(今はパンケーキ?)に入れたり、プリン作りに使用するバニラエッセンス
バニラエッセンスは合成香料が含まれた食品添加物です。
メーカーによって原材料に違いはあるかと思いますが、先ほどお伝えした方法で人工バニリンを作成し、それを活用して作り出します。
これとは別に
酒類(アルコール)に
バニラビーンズを直接漬け込み作られたバニラエッセンスはバニラ・エキストラクトと呼ばれ区別されています。
ぜひ、お料理等に使う際には参考にして下さいね。
バニラを含む香水
ちなみにバニラを含む香水としては…
・シャネルNo.5/シャネル
・ゴルチェ2/ジャンポールゴルチェ2005
・ランスタンマジー/ゲラン
・デヴィーヌ/デヴィーヌ2006
・ハバニタ/モリナール1921
・ヴァヴィラ ヴァリアツィオーニ アクア330/エミリオ プッチ2009
・バニーユ アンタンス/パトリシア ド ニコライ2008
香りのよもやま話や、名香のレシピの再現するフレグランス講座などもしております。
もちろんここに出てきたバニラ精油もあります(笑)
ご興味のある方はぜひご連絡下さいませ。
尚、こちらの記事は2015年02月22日(日)のアメブロのリライトです。
元の投稿はこちら
https://ameblo.jp/luckyclover2009/entry-11992959491.html
https://ameblo.jp/luckyclover2009/entry-11992959491.html
https://ameblo.jp/luckyclover2009/entry-11993093158.html
最後までお読み下さりどうもありがとうございましたm(_ _)m
コメント