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食品添加物と肝臓

先日から書棚の整理をおりましたが、1989年発行の“NHKサイエンススペシャル驚異の小宇宙・人体4壮大な化学工場『肝臓』”という本が目に入り、久しぶりに開いてみました。

そこには既に食品添加物の害について書かれていました。

本日整理が終わった書棚の1架は食についてで占められ、かなり昔から勉強してきたのですが、今日は根本は一緒ですが、ちょっと違うことをふと感じました。

ふとにしちゃ長いですが(*´艸`*)
昔は食品添加物もそんなに開発が進んでおらず、添加物が入ったもの自体が少なかったと思います。

ですから、今のご年配の方々が健康で長寿というのも空気や水、そして食の影響があるというのも頷けます。

確かにそうなんですが…

私はその前に食べ物そのものに対する感謝の念があったと思います。

食べ物がないご時勢ですから、口に入るだけでありがたい…そんな気持ちです。

でも、今はどうでしょう…

口に入れる時に感謝しているんだろうかって。

これ食べたら太るんだよな〜とか、これ身体に悪いけど我慢できないから食べちゃえ等々…、そんな後ろめたさに近いような気持ちで食べて無いかな…と。

もちろん、食材の質云々が大切だということは痛切に感じていますし、まずは入れないように努力するのはとても大切でこれからも続けていきます。

ただ、今日感じたのは、食事を頂く側の気持ちが一番大切なんじゃないのかな〜ということ。

いろいろな方々の手がかかって手元に来るものの最終的な出口でもありますので。

ですから、子供たちには、◯◯◯の食べ物がいかに有害であるかや見分け方などを今まで教えてきておりましたが、この情報を一旦横に置いておいて、もしもそれしか口に入らない状況下におかれたら、どのように頂くのが一番良いのかを一緒に考えていく段階になったのかなと感じました。

これから何が起きるかわかりません。

コンビニやスーパーのお惣菜を全て悪と捉え、食べてはいけないと育てていくと、もしも何か有事があってそれしか食べられない状況下におかれた時どうなるのだろう…

食品添加物の無い世界は、もうあり得ないわけですし。
もちろん膨大な時間がかかりますが、一人一人が不買をすることでメーカーそのものを動かすこともできるとは思いますが…まあ今の経済優先の世の中では、現実的では無いです。

今日特に強く思ったのは、いくら良い食材を厳選してもシェフがショボかったら、食材が活かされず、美味しくないのと同様に、いくら質の良いものを身体に取り入れられる環境があったとしても、自分自身が食材や関わった人への感謝や食べることへの喜びを忘れているのならば、身体にいい影響ってないんじゃないかって。

シェフは他でもない自分の意識。

人間の身体って凄いな〜っていつも思うんです。

多分人が作った添加物なんかよりももっと凄い。

これは今、いくら化学万能と言われても結局は自然には勝てないということと同じことなんじゃないかな。

多少の毒物は排泄できるわけで、逆にこれがダメアレがダメという意識で頂く方が心身ともに悪い影響を与える気がします。

人間には思い込みがあり、それによって無害なものも有害に変えることもできると聞きます。

長くなりますが、私が高校生の時に買った本にある博士のアフリカの原住民のタブーについてのレポートが書いてありました。
その原住民の間では子供が生まれる時、子の父親は酒を飲んで恍惚状態となり、口から出任せに新しく生まれる子供のタブーを口にするそうです。
例えば「右肩」と言えば、その子供の右肩がタブーになり、そこを打たれると死ぬと信じさせられます。
そしてある時、原住民Aさんがバナナ料理をした鍋を洗わないで次の料理をして、それを原住民Bさんが食べました。そのBさんは食べた後で、その鍋でバナナが料理されたのだと聞かされました。
その途端、Bさんはけいれんを起こし、手当の甲斐も無く亡くなってしまったそうです。
Bさんは『バナナ』がタブーだったそうで、このような事例が何例もあったそうです。

バナナで人が死ぬ訳ではないです。
Bさんもバナナが付いていたことをあとで知らされなければ平気だったはずです。

この本がかなり古いので、今はどのように言われているのかは定かではありませんが、人の暗示というか思い込みの力ってとても恐ろしいものだと高校生の時に思いました。

ということは…
いくら良いものを食べていても毎回食べる時に心地よい状態で頂かなければ…
自ずと心身に対する影響は芳しくないと思うのです。

逆にあまり良くないものだとしても、気持ちを切り替えて美味しく感謝して頂けば心身にとっては良く働くのでは?と。

出てきた食べ物は全てどんなものであっても誰かの手を介して自分の元に来たわけです。

それについてとやかく言いながら食べるのって果たして良いことなんだろうか?と思うのです。
お金等が出自の尊卑に関わらず、遣い方次第で善くも悪くもなるのと同じ様に、食べ物もエネルギー(カロリーという意味ではなく)なので、頂く側の思いで良くも悪くも変わってしまうんじゃないかな〜なんて。

何よりもこういったことをわかっていても経済状況等で、良いとされるものばかりを食べられるご家庭ばかりあるとも言えないですし…

我が家の子供たちには、もう今まで散々食については話してきているので、これからはコミュニケーションとしての食のあり方や自分の身体の中に入ってどうなるかなどを主に伝えていきたいと思います。

そして自分の口に入るご縁のあったものは全て感謝して頂ける様に育てていきたいな〜と思ってます。

本来のいただきますが口先だけになっているように思いました。

瓜田綾子

瓜田綾子

アヤアルケミスト株式会社 代表取締役 AEAJ総合資格認定スクール アヤ アルケミック スタジオ校長 AEAJ全資格を所持 経歴: 1969年生まれ。音楽演奏者、エステティシャンを経て、2007年よりアロマテラピーの道へ。出産を機にアロマテラピーの効果を実感し、2009年にアヤアルケミスト株式会社を設立。アロマテラピーの普及と教育に尽力。主な資格: - (公社)日本アロマ環境協会認定アロマセラピスト - (公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター - (一社)和ハーブ協会認定和ハーブインストラクター - 米国ハワイ州ホリスティックケアリング協会認定リンパドレナージュトレーナー実績: - 2010年(公社)日本アロマ環境協会総合資格認定校として承認 - 2016年〜2019年 藤沢市民病院でのアロマボランティア活動およびアロマトリートメントケアサロン運営 - 2018年 第19回湘南ビジネスコンテストにて来場者賞、なでしこ起業家賞をW受賞 - 慶應義塾大学SFC研究所との共同研究実施現在の活動: - アヤアルケミックスタジオにて、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピスト育成 - 湘南和ハーブの会運営 - 荏原湘南スポーツセンターでのスポーツアロマサロン運営 - 慶應義塾大学SFC研究所所員として研究活動 - 湘南思春期クリニックと連携し、不登校の子供たちとその保護者向けのアロマケア提供(2024年夏〜予定)理念: "アロマテラピーを通じて、人々の心と身体の健康と美しさを引き出し、Quality of Life(生活の質)の向上に貢献する"という理念のもと、安全で質の高いアロマテラピー教育と実践を提供。医療分野との連携や研究活動を通じて、アロマテラピーの可能性を追求し続けています。瓜田綾子は、アロマテラピーの専門家として、教育、研究、実践の場で幅広く活躍。その経験と知識を活かし、心と体の健康づくりに貢献しています。

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