こんにちは!アヤアルケミックスタジオの瓜田です。
以前から、当校の受講生や卒業生から「自宅でアロマサロンを開業したいのですが、何から始めればいいですか?」というご質問を本当によくいただきます。
先日も、こんなメッセージをいただきました:
「アロマセラピストの資格は取得できましたが、いざ開業となると何から手をつけていいのか分からず、なかなか一歩を踏み出せません。準備が整ってから…と思っているのですが、いつになったら準備完了と言えるのでしょうか?」
このようなお悩み、とてもよく分かります!
実は私も今から16年近く前に同じような不安を抱えておりました。
当時三男はまだ幼稚園に上がったばかりでしたし
夫の仕事も手伝っておりました。
でも、私はすぐに自宅で開業し、AEAJ認定教室も申請しました。
鉄は熱いうちに打て!です。
そして、これまで開業から500名以上の受講生の開業をサポートしてきた経験から、成功する人と挫折してしまう人には明確な違いがあることが分かってきました。
今日は、自宅アロマサロン開業で絶対に押さえておきたい5つのポイントを、実際にやるべき順番でお伝えします。
こんな方におすすめの記事です:
- アロマセラピストの資格は取ったけれど、開業に踏み切れない方
- 自宅サロン開業に興味があるけれど、何から始めていいか分からない方
- すでに開業したけれど、思うような結果が出ていない方
それでは、受講生の皆さんから寄せられた質問を交えながら解説していきますね!
Contents
受講生からの質問①「いつが開業のベストタイミングですか?」
受講生Aさん(30代・会社員)
「アロマの勉強は一通り終わりましたが、まだまだ知識が足りない気がします。もっと勉強してから開業した方がいいでしょうか?ベストなタイミングっていつなんでしょう?」
答え:ベストタイミングは永遠に来ません
これは私が受講生に必ずお伝えしていることなのですが、開業の「完璧なタイミング」は一生やってきません。
なぜなら、ビジネスで本当に大切なことは、実際にお客様と向き合わなければ学べないからです。
「チャンスの神様は前髪しかない」という格言がありますが、まさにその通り。準備に時間をかけすぎて、せっかくのチャンスを逃してしまう人を数え切れないほど見てきました。
相手は「人」です。
トライ アンド エラーを避けていたら何も始まりません。
まずは覚悟が大切です。
そして完璧主義にならないこと。
私からのアドバイス:
- 完璧を目指さず、60%の準備ができたら始める
- 実践→振り返り→改善のサイクルを回す (トライ アンド エラー)
- 「勉強してから」ではなく「やりながら学ぶ」
あなたが「やってみよう」と思った今が、まさにベストタイミングです!
受講生からの質問②「いくつかメニューを用意した方がいいですよね?」
受講生Bさん(40代・主婦)
「リラクゼーション、フェイシャル、ボディトリートメントなど、いろいろなメニューを用意した方がお客様に選んでもらえると思うのですが、どうでしょうか?」
答え:まずは1つのメニューを極めましょう
これは多くの新人セラピストが陥りがちな「メニュー迷子」状態です。
実は、開業3年以内に廃業してしまう方の多くが、結果が出ないからといって次々とメニューを変更してしまいます。でも、これは大きな間違いなんです。
マーケティングの世界でよく言われる 「ドリルを売るな、穴を売れ」 という言葉があります。これは、商品の機能ではなく、その商品で得られる結果や体験を売りなさいという意味です。
モノよりコトです。
でも、どんな「穴」が開けられるドリルなのかは、実際に使ってみなければ分からないですよね?
開業から3年間は「プロとしての経験値を積む期間」だと考えてください。
具体的にやること:
- あなたが最も得意なトリートメント1つを選ぶ
- 知人・友人に体験してもらう
- お客様の反応や感想をしっかり記録する
- 誰がどんな理由で喜んでくれるのかを把握する
- 必ず、アンケートを書いていただく→可能であれば、オリジナルのアンケートに加えて、Googleマップを登録しておきGoogleマップで口コミをいただく。←後々とても重要です!
メニューの拡充は、基本メニューが軌道に乗ってから考えれば十分間に合います。
当校の受講生で一番すごいなと思ったのは
アロマハンドセラピストの受講が終わってすぐにサロンを開業された方がいらっしゃいました。
それからしばらくして、いらっしゃったお客様からご要望があり
アロマトリートメントを学びたいと仰り、セラピストを取得。
その後しばらくしたらまたお客様からのご要望で
リンパドレナージュを学びたいといらっしゃり
また講座を受講され、メニューに加えていらっしゃいました。
これが王道だと思います。
受講生からの質問③「経験が浅いので割引価格でやろうと思うのですが…」
受講生Cさん(20代・フリーター)
「まだ経験が浅いので、最初は格安でやって、慣れてきたら値段を上げようと思っています。お試し価格などはどうでしょうか?」
答え:割引は危険!代わりにアンケートをお願いしましょう
これは本当に危険な考え方です!
確かに安くすれば最初はお客様が来やすくなります。
当校の直接の卒業生ではないのですが、
クーポンサイトやエキテンを取り入れたことで集客はできたものの…
とにかくクーポンジプシーに振り回されて
身も心も疲れ果てて結局廃業したというお話を聞き
とても残念に思いました。
初回3,000円で来たお客様を6,000円の正規料金に上げるのは、最初から6,000円のお客様を集めるより遥かに困難なんです。
このお話は本当にトリートメント実技の時から口を酸っぱくしてお伝えしております。
なんならカルテを取る時の協力者の段階から少しでも良いのでお金を戴きなさい!とお伝えしております。
実はこれができるかできないかがおうちサロンで収益が上がるか廃業するかの分かれ道かもしれません。
今はやられていないかもしれませんが、お寿司屋さんで寿司ネタはまるっきり同じ。でも、大将が握るお寿司とお弟子さんが握るお寿司でお値段を別々につけているお店もあります。
https://ameblo.jp/deiss/entry-12875917650.html?utm_source=chatgpt.com
業界は違いますが…
最低限材料費はいただいているわけです。
変なお話で、お弟子さんが握ったお寿司をタダにしているのと同じなのです。
それってお弟子さんも自信がつかないですよね。
あなたも同じです。
セラピストも植物油、精油、タオルのお洗濯、お茶、学んだ知識やスキルとしての代金等々がかかっており
特にセラピストを目指される方の特徴として
本当に人が良く人のためと動かれる方が多いのです。
それ故、周囲からいいように扱われて搾取されてしまい、疲弊してセラピスト業界にくる方も多いのです。
ところが、今度はお客様に同じように扱われて疲弊し結局辞める…、または病む…
こういう同業者を何人もみてきました。
そもそも自分が提供したトリートメントに自信が持てず
お金をもらうことにブロックがあるのです。
これについてはまた改めてメンタル面のお話でさせて頂きますね。
また、自宅サロンは店舗サロンと比べて
- 営業時間が限られている
- 立地的に見つけにくい
- 1日に対応できる人数に限界がある
つまり、少ない客数×低単価 = 低収入 という最悪の公式が完成してしまいます。
私がおすすめする方法:
「経験が浅い」ことを理由にするのではなく、**「感想・アンケートにご協力いただける方限定の特別価格」**として割引を提供しましょう。
例えば:
- 通常価格:6,000円
- アンケートご協力価格:4,000円
- アンケートを書かない場合:通常価格
この方法のメリット:
- 正当な理由での割引になる
- お客様の声が集まり、改善点が見つかる
- 将来のマーケティング材料になる
- データに基づいた経営改善ができる
アンケートは一生使える経営ツールです。最初から活用していきましょう!
受講生からの質問④「思うように結果が出ません。続ける意味があるのでしょうか?」
受講生Dさん(50代・パート)
「開業して半年経ちますが、月に2〜3人しか来ません。向いていないのかもしれません。いつまで続ければいいのでしょうか?」
答え:累計100人まではとにかく続けてください
お気持ち、とてもよく分かります。でも、ここで諦めてしまうのは本当にもったいない!
統計的に見ると、開業セラピストの90%以上が3年以内に廃業しています。でも逆に言えば、3年を越えられれば上位10%に入れるということです。
私は常々「100人を超えて初めて素人の域を出る」とお伝えしています。
なぜ100人なのか?
- どんなに苦手なことでも100回やれば慣れる
- 様々なタイプのお客様に対応できるようになる
- 自分の強みと弱みが客観的に見えてくる
- リピート率や満足度の傾向が分かってくる
目標設定の例:
- 1年目:月3〜4人 → 年間40人
- 2年目:月5〜6人 → 年間60人(累計100人達成!)
成功しているセラピストと挫折してしまう人の最大の違いは
「結果が出るまで続けられる覚悟があるかどうか」です。
まずは長期的な視点で、3年間で100人という目標を立ててみませんか?
また、100人来ていただくにはどのような戦略が必要なのか考えていかなければならないです。
今の時代ならセラピストマラソンと称して企画ものとしてSNSに投稿しても良いかもですね。
「3ヶ月以内に100名できなかったら辞めると決めました!」みたいにしても良いかもです。
だって、辞めようと少しは思ったのですから、怖いものはないはずです。
受講生からの質問⑤「技術やメニューのことばかり考えてしまいます」
受講生Eさん(30代・主婦)
「どんな技術を身につければいいか、どんなメニューが人気なのか、そればかり考えてしまいます。でも、なかなかお客様に選んでもらえません…」
答え:「なぜ」あなたがセラピストなのかを明確にしましょう
これは多くのセラピストが見落としがちな、でも最も重要なポイントです。
TEDトークで有名な 「Start with Why」 という考え方があります。
人は「何を」買うかではなく「なぜ」買うかで行動を決めるという理論です。
例えば:
- A「最新の技術でアロマトリートメントをします」
- B「忙しいママが自分時間を取り戻せるよう、心からリラックスできる空間を提供したい。そのための手段がアロマトリートメントです」
どちらのトリートメントを受けたいと思いますか?
Aさんは自分がやりたいことを
Bさんは相手に寄り添い、感情が動かされるのがわかりますか?
Aさんは「最新の技術でアロマトリートメントをします」
私「それが何か?私はどうなれるの?私のお悩みの解決はできるの?」
となります。こちらには相手が不在なのです。
Bさんのように言われたら「受けてみたいな」と多くの方が思われると思います。
あなた自身に問いかけてみてください:
- なぜアロマセラピストになろうと思ったのか?
- なぜ自宅サロンという形態を選んだのか?
- どんな人の、どんな悩みを解決したいのか?
- あなたの体験談やストーリーは何か?
この「Why」が明確になると:
- お客様に選ばれる理由ができる
- 継続するモチベーションが生まれる
- 自然と差別化が図れる
- リピート率が向上する
技術やメニューは後からいくらでも変えられますが、あなたの「Why」は唯一無二の財産です。
簡単に言うといかに感情をゆさぶるかが大切なのです。
まとめ:自宅アロマサロン成功への道筋
いかがでしたか?受講生の皆さんからよくいただく質問を通して、自宅サロン開業の重要ポイントをお伝えしました。
5つのステップ、もう一度おさらいです:
- 完璧を求めず、今すぐ始める
- 1つのメニューを極める
- 割引ではなくアンケート協力を条件にする
- 100人まで絶対に続ける
- あなたの「Why」を明確にする
自宅アロマサロンは確かに気軽に始められますが、成功するためには正しい戦略と継続する覚悟が必要です。
でも、ここでお伝えした5つのポイントを実践していただければ、必ず結果はついてきます。私自身、そして数多くの成功した受講生がそれを証明しています。
最後に、今悩んでいる受講生の皆さんへ:
あなたが学んだアロマセラピーの知識と技術は、誰かの人生を豊かにする素晴らしいギフトです。それを世の中に届けないのは、本当にもったいないこと。
完璧でなくても、不安があっても大丈夫。まずは一歩踏み出してみませんか?
📩 無料相談実施中!
当校では、自宅サロン開業相談を行っています。
- 個別相談(オンライン・対面)
- 開業セラピスト交流会
- 成功事例シェア会
また、公式LINEご登録の方に
🎁 今だけ特典:「自宅サロン開業成功チェックリスト」プレゼント中
あなたの開業準備度を10項目でチェック!
「自宅サロン」とメッセージを下さい。
この記事が役に立ったと思ったら、ぜひSNSでシェアしてくださいね。一人でも多くのセラピストの夢が叶うことを願っています。
#アロマセラピスト #自宅サロン開業 #アロマサロン #セラピスト起業 #在宅ワーク
コメント